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【堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所/厚岸町】

夢は【厚岸オールスター】でのウイスキー造り
【堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所/厚岸町】

掲載年月:2016年3月

堅展実業株式会社 厚岸蒸溜所

企業・団体のビジョンやミッション

スコットランドの伝統的製法と“厚岸らしい”風味の融合

譲れないこだわりは、スコットランドの伝統的製法で造ること。そこに厚岸町の熟成環境や造り手の想いを反映し、厚岸らしいウイスキーを造りたいと思っています。厚岸は海霧が発生し、壮大な湿原が広がり、ピート(泥炭)が豊富な海辺の町です。その風土はスコットランドのアイラ島を思わせます。
また、厚岸は牡蠣の名産地で、酪農も盛んです。「牡蠣に合うウイスキー」「チーズに合うウイスキー」など、地元の食とのマリアージュも視野に入れています。さらに、広大な厚岸町太田地区での大麦栽培にもトライしています。原料から樽材まで「すべて厚岸産」というウイスキーを実現していきたいです。単に風土がアイラに似ているというだけでなく、厚岸はウイスキー造りにおいてさまざまな可能性を感じさせてくれる土地なのです。

バイカモが生息する清冽な水と“オール厚岸産”へのチャレンジ

ウイスキーに使用する上水の取水口は、蒸留所脇を流れる尾幌川上流のホマカイ川、その周辺は湿地地帯で、清流にしか生息しないといわれるバイカモの生息地です。夏季に咲く小さな白い花は豊かな水のシンボル。この水が厚岸のウイスキーを育みます。

原料に関しては、現在はノンピートおよび、フェノール値50ppm程度のヘビリーピーテッドの麦芽双方をスコットランドから輸入していますが、将来的には厚岸町産の大麦やピートを使用してウイスキーを造り、それを厚岸町産のミズナラ材の樽に入れて熟成させる “オール厚岸産”=“厚岸オールスター”のウイスキーを造りたいと考えています。

湿地に強いコロンブス工法とフォーサイス社製のポットスチル

この辺りは湿地帯のため、泥炭層の下は地下30メートル付近まで軟弱な地盤であり、そのままでは基礎の杭を打つことができません。そこで建物の基礎下の土を取り除き、代わりに発泡スチロールを敷き詰めて地盤を調整する「コロンブス工法」を採用。杭工法より工期は短縮され、なおかつ床下の断熱効果や免震性も期待できる優れた工法です。
「スコットランドの伝統的製法で造りたい」との想いから、フォーサイス社製のポットスチル2基を導入。形状はストレートヘッドのオニオンシェイプで、アイラ島の蒸留所のものと似ています。加熱はラジエーター方式、付属するコンデンサーはシェル&チューブ方式です。

代表者からのメッセージ

若い頃からウイスキーに魅せられて、長年いろいろな蒸留所のウイスキーを飲んできました。その中で、今も変わらず心惹かれるのがアイラモルト。最初に飲んだ時はややクセがあると感じたあのスモーキーフレーバーも、いつしか欠かせないものとなりました。そして、いつか自身の手でウイスキーを造るなら、スコットランドの伝統的製法でアイルランドのようなウイスキーをつくりたいと、そんな夢を抱いていました。

今回、ウイスキー蒸留所の建設地として選んだのが、アイラ島とよく似た風土の北海道・厚岸町。スコットランドの伝統的製法と厚岸らしい風味の融合。それが厚岸蒸留所の目指すウイスキーです。どこにもないオリジナルな香りや味わい。ヨーロッパをはじめとする世界の国々でも認められるようなウイスキー。そんな“本物”を日本のみならず世界中のウイスキー・ラバーへお届けしたいと思っております。

企業・団体の魅力
  • 北海道の南東部に位置する厚岸町。豊かな自然に囲まれ、江戸時代から東北海道の拠点として発展してきました。街の南には厚岸湾が深く入り組んで厚岸湖に通じ、その水際には街が広がっています。蒸留所のすぐ北側には尾幌川が流れ、その北東には別寒辺牛(べかんべうし)湿原が広がっています。タンチョウやオジロワシが生息し、オオハクチョウなどの渡り鳥も飛来。いつ訪れても美しい四季折々の自然が楽しめます。

 

  • 厚岸蒸留所のスタッフに共通していることは、「ウイスキーが好きでたまらない」という想い。好きだから良いものをつくりたい。そのためには努力を惜しみません。
    「自分たちの手で、世界に誇れるジャパニーズウイスキーを造りたい」という志を原動力に、ここでしかつくれない個性豊かなウイスキーを目指しています。

スタッフからもひと言

大手乳業メーカーで乳製品の品質管理や開発に関わっていましたが、購買部門に在籍した時に社長の樋田と知り合いました。商談の際、社長からウイスキーへの情熱や蒸留所開設の夢を聞くようになり、ウイスキー製造への想いが強くなりました。人生で蒸留所の開設に関われるチャンスなどこれを逃したらまずありません。ウイスキーとは異なる業界にいた私に対して、「これまで食品業界で培った貴重な経験を活かして、長年の夢であったウイスキー造りを手伝ってほしい。」と言ってくれた社長の言葉も背中を押してくれました。ゼロベースから蒸留所の立ち上げに関われてとても幸せです。
厚岸蒸留所の特徴として、同じウイスキー造りでも大手ではセクションに分かれて製造するものを、何から何まで自分の手で行うことができます。小さなクラフトでなければできない造り手のこだわりが詰まった工程が最大の魅力です。

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