移住者インタビュー04

また訪れたくなる宿をめざして、
夫婦二人三脚で頑張っています。

白川 達夫さん 里恵さん

ホテルマンの達夫さんと客室乗務員の里恵さんが結婚して、お子さんの誕生を機に移住してきたのは、千歳市の隣の安平町。「いつかは自分の宿を」を実現させて、夫婦で営む小さなペンションには、リピーターが次々と訪れてくるそうです。

安平町 ペンション経営
43歳 広島県出身白川 達夫さん
31歳 群馬県出身里恵さん

インタビュー動画
  1. 移住のきっかけは?

    子どもが生まれたときに、家族の幸せな将来像を考えて。

    以前は全国チェーンのホテルに勤めていて、漠然と将来は自分の宿がやりたいと思っていました。客室乗務員だった妻と結婚して子どもが生まれて、これから家族全員が幸せに暮らすことを考えたとき、北海道で宿を開業しようと決意しました。

  2. 移住先の決めては?

    新千歳空港への近さと、牧場など観光資源の豊かさ。

    北海道は魅力的な観光地ですから、宿をやるには最適だと考えました。その中で安平町を選んだのは、空港に至近で観光資源も豊富だったから。私は馬が大好きなので、日常的に馬が見られる牧場風景に憧れていたということも大きいですね。

  3. 移住のプロセスは?

    移住フェアで情報を集めて、道内各地を訪れてみました。

    東京の恵比寿で「北海道移住フェア」に参加して、いろいろな市町村の情報を入手しました。その後で実際に北海道を訪れて各地を回り、将来的に宿を構えるならどこがいいかを考えました。妻はけっこう観光気分だったようですが(笑)。

  4. 利用した制度はありますか?

    土地のことを肌で知るために、体験移住を利用しました。

    土地の気候風土や食べ物のことをちゃんと知るために、体験移住をしました。4月から5月にかけて1ヵ月ほど安平と厚真で暮らしてみたのですが、夫婦でお隣の方にご挨拶すると必ず温かく迎えてくださって、妻もとても安心できたようです。

  5. 移住に関して奥さんはどう思いましたか?

    時期的にもいいタイミングで移住できたと思います。

    息子を産むために里帰り出産をしていて、帰ってきたら主人はもう仕事を辞めていて、もう後がない感じで(笑)。もともとペンションの話は聞いていたので、あとは時期的な問題だけでした。震災のことや私の仕事のことなどを考えて、子供が1歳になるときに移住したんですけど、いいタイミングだったと思います。(里恵さん)

  6. 仕事の内容を教えてください。

    小さな宿の家庭的なサービスを、夫婦で役割分担して。

    夫婦でペンションを営んでいます。5部屋だけの小さな宿ですが、できる範囲できめ細かいサービスをさせていただいています。私が客室環境を整えて、食事はすべて妻が担当しています。やはり夏場が中心の営業になりますが、9割方は道外のお客様で、特に最近は香港や広東省からのお客様が多いですね。

  7. お客さんの宿泊の目的で多いのは?

    利便性と北海道らしさを求めるお客さまが多いですね。

    一番は利便性ですね、新千歳空港の近くで宿を探したいという。その中でもせっかく北海道に泊まるのなら、ロケーションや食事で少しでも北海道らしさを感じられる宿がいいということで、うちのペンションを選ばれるお客さまが多い気がします。

  8. 仕事の楽しさややりがいは?

    うちの宿を気に入ってくださるお客様が増えることです。

    お客様がリピーターになってくださることですね。最初の年のお客様に、2年目も3年目もお越しいただいたり、久しぶりのお客様が息子を見て「大きくなったね」と言ってくださったり。おかげさまでリピーター率は高いと思います。

  9. 1日のスケジュールは?

    夏場は10日に一度くらい休みを取るようにしています。

    朝は5時か6時に起床して、お客様の朝食の準備をするところから1日が始まります。朝食が7時から9時くらいで、その後にお客様がチェックアウトされます。それから2時くらいまで客室と外部の清掃ですね。3時からはその日のお客様をお迎えします。夕食の準備をして、6時か7時から夕食をお出しして、それが終わった9時〜10時くらいで宿のサービスとしては一端終了です。ピークの夏場には、ほとんどプライベートの時間が取れない忙しさになりますが、10日に一度は休むようにしています。

  10. 子育ての環境としては?

    地域の人たちが心を育んでくれる、すてきな環境です。

    学校などの選択肢が少ないことには不安もありますが、子どももまだ小さいので、心を育むという点では、地域の人たちみんなで育ててくれる、みんなで見守ってくれるという環境は、都会では考えられないメリットだと思います。

  11. 将来の展望を教えてください。

    当たり前のことを日々積み重ねて、お客様を迎え続ける。

    お客様が「帰ってきてくれる」場所でありつづけたいですね。お越しいただくお客様を少しずつ増やしながら、ずっとこの場所で当たり前のことを日々積み重ねていければ。そんな年月を経た「人と人との繋がり」で得られる幸せを、これからも作り続けていきたいと思います。また、安平はサラブレッドの産地でもあるので、この宿を通してお客様が馬に興味を持つきっかけづくりができればいいですね。

  12. 移住の先輩として一言!

    族全員にとっての幸せを一番に考えて、
    それが実現できる場所へ住むという気持ちで。

    あまり肩に力を入れすぎずに、そのときに必要なライフスタイルが叶う場所に住むというくらいの考え方をしてみては。不安もあると思いますが、体験移住で生活のイメージが分かっていれば「こんなはずじゃなかった」ということにもなりにくいですし。多少なりとも自分たちで切り拓く勇気は必要ですが、温かく見守ってくださる方は必ずいらっしゃいますから。

北海道暮らしのこぼれ話

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北海道フードマイスターの資格も取りました!

近所の農家さんがつくる野菜はもちろん、肉や魚もなるべく近くのものを使っています。お魚屋さんに魚の捌き方を聞いたり、旬の食材や料理の仕方を近所の方に教えていただいたり、周りのみなさんに助けていただきながらレパートリーを増やしているところです。(里恵さん)

北海道フードマイスター
北海道の食材についての知識を身に付け、食生活に生かし、北海道の食材を広く伝えることができる「マイスター」として認定される資格制度

白川さんに学ぶ!移住のポイント

  1. 01移住フェアに参加
    して情報を入手した
  2. 02体験移住でその土地の生活を実感した
  3. 03近隣からの助けを
    うまく借りている
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